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労災病院とは

労災病院グループで培われる、真の実力

JOHAS|独立行政法人労働者健康安全機構とは

労働者健康安全機構は、勤労者の健康を守るために設立された厚生労働省が管轄する独立行政法人です。

約15,000名の職員が勤務しており、主に次のような事業を行っています。
 

  • 労災病院の設置・運営
    勤労者の健康を守る労災病院グループ

    全国32カ所に労災病院等を設置・運営しています。労災病院では、全ての勤労者の健康障害の予防、診断、治療、早期職場復帰の為に、専門的医療を実施しています。
    また、高度先進医療を実施して、地域の中核病院としての役割も果たしています。

    • DPC対象病院: 28病院
    • 地域医療支援病院:26病院
    • 地域がん診療連携拠点病院:10病院
    • 災害拠点病院:13病院
    • 臨床研修指定病院:29病院
    • 病院機能評価認定病院:27病院
    • 臨床研修指導医数:約800名
    • 手術件数:年間約107,000 件(2020 年度実績(概数))

    令和2年4月1日 時点

  • 勤労者医療総合センター事業
    就労を支えるための医学研究

    1. 治療就労両立支援センター(部)

      全国の労災病院に治療就労両立支援センター(9ヵ所)、治療就労両立支援部(20ヵ所)を併設し、過労死に係る生活習慣病等の予防法・指導法の開発・普及(予防医療モデル事業)、疾病による休業等からの職場復帰や治療と就労の両立支援の取組や医療機関向けマニュアルの作成・普及(治療就労両立支援事業)を行っています。

    2. 労災疾病研究センター(部)

      労災病院群のスケールメリットを活用して症例を収集し、労災病院全体で取り組むため、研究代表者が所属する労災病院に研究テーマ別の労災疾病センターを、その他の労災病院には労災疾病研究室を設置して、労災補償上重要なテーマや新たな政策課題について、時宜に応じた研究・開発、普及を行っています。

  • 産業保健活動総合支援事業
    健康で安心して働ける職場づくりを支援するために

    都道府県産業保健総合支援センター及び地域窓口を設置・運営し、以下の事業を行っています。

      1. 産業保健に関する実践的・専門的な研修・セミナー
      2. 産業保健に関する相談対応
      3. メンタルヘルス対策の普及促進のための個別訪問支援
      4. 治療と仕事の両立支援
      1. 情報の提供、広報啓発
      2. 小規模事業場に対する相談・支援
        (地域窓口:地域産業保健センター)
  • アスベスト疾患センター

    アスベスト関連疾患の健康相談、健康診断、治療及び症例の収集を行うため、全国24の労災病院にアスベスト疾患センターを設置し、他の医療機関の支援を行っています。

  • 看護専門学校の設置・運営

    労災看護専門学校を設置して、優秀な看護師の育成に努めています。労災看護専門学校は9校あります。

    • 釧路
    • 東北
    • 千葉
    • 横浜
    • 中部
    • 大阪
    • 関西
    • 岡山
    • 熊本

労災病院が担う医療Medical Care

  • 勤労者医療

    • 労働災害などを含めた、救命・救急医療活動を実施
    • がん医療に当たり、地域がん診療連携拠点病院の指定を受け、予防や早期治療に努めるとともに速やかに職場復帰できるよう両立支援を実施
  • 勤労者(政策)医療

    • アスベスト疾患、脊髄損傷、じん肺、産業中毒などの労災疾患に関する高度・専門的な医療を実施
    • 働く人々のメンタルヘルスケアを実施
    • 労働者の早期職場復帰に向けたリハビリテーションを実施
  • 一般(地域)医療

    • 地域医療支援病院や災害拠点病院などの指定を受け、一般(地域)医療の中核的役割を達成
    • 地域医療の充実、発展のため、救急患者及び紹介患者の積極的な受入れを実施

一般(地域)医療あってこその勤労者医療

全国32カ所に展開する労災病院グループで
社会に貢献できる真の実力をもった医師を養成します

  • 全国には、32の労災病院(吉備高原医療リハビリテーションセンター、総合せき損センター及び北海道せき損センターを含む。)があり、総病床数 11,703床のベッドを有しています。
    そこで働く医師、看護師をはじめとする約15,000人のスタッフは、高度な医療機器を駆使し、最高水準の医療を提供するとともに、常に患者さんを中心とした温もりある「患者サービス」の提供に努めています。
    最新かつ高度な医療を地域住民に広く提供し、地域の中核病院としての役割も果たす労災病院での研修は、社会に貢献できる真の実力をもった医師を養成します。
  • 小学校就学前児童の育児のための「医師短時間勤務制度」(正規職員対象)があり、女性医師に大変好評です。

初期臨床研修医研修を開催していますHold training

  • 毎年開催している初期臨床研修医研修の目的は、① 労働者健康安全機構・労災病院・勤労者医療に関する理解及び労災病院研修医としての一体感を深めること、② 研修医間の情報交換を通じて、労災病院における後期臨床研修に対する動機付けを図ること、の2点です。

    普段接することのできない他の労災病院の研修医とふれあうことで「全国の先生方と意見交換できる場があるのは労災病院ならではで、とてもいい機会だった。」「研修医のために考えられたプログラムで学ぶことが数多くあり、非常に勉強になるとともに、良い刺激を受けることができた。」といった意見を多数いただきました。
    (令和2年度はWEB会議形式で実施)

臨床研修指導医講習会(厚生労働省認定)を開催していますHold a workshop

労災病院グループでは、労災病院の臨床研修指導医として必要とされるプライマリ・ケアの指導方法等について修得し、指導医としての質の向上を図ることを目的とし、臨床研修指導医講習会を1年に2回開催しています。参加対象者は、臨床研修指導医として研修医に対しプライマリ・ケアを中心とした指導を行う立場にある医師です。

内容としては、「研修プログラムの在り方」「研修医に望まれる病院になるために」等、さまざまなテーマでワークショップを行い、研修医指導のスキルアップを目指しています。
(令和2年度はWEB会議形式で実施)

高度医療機器・設備等紹介Medical equipment

充実した医療機器・設備による的確な診療と治療

労災病院グループにおいては、早期かつ的確な診断と治療を目指して、高度医療機器・設備を擁し、最高水準の医療を提供しています。
 

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